お客様の喜びが爆発
その注文した出力物のビジュアルと立体感に驚かされて。
Creative Visual Solutions Inc., カナダオークビル。Nyala LED大判プリンターは、クリエイティブ・ビジュアル・ソリューションズ社(CVS)のサービス拡大を後押ししています。CVS社は展示会のブース製作に深いルーツを持っていますが、そのポートフォリオを拡張すべく、同社の印刷部門を単独ユニットとして位置付けようとしています。専門性の高い応用力と優れた印刷品質によってビジネスは既に伸びています。
CVS社と仕事を共にすると、同社が取り組む仕事の一つ一つに見られる前向きな姿勢から、仕事に熱心な人々の集まりであることがすぐにわかります。実際、従業員のほとんどが勤続年数10年以上です。同社は、ディスプレイや展示、体験型環境を専門にしており、デザインや製作、イベント企画を幅広いさまざまな業界で提供しています。
高効率、ダウンタイムなし
swissQprintの大判プリンターが2018年の初めに導入される前に、CVS社では多くの変化がありました。最初は、Nyala LEDが稼働することになるスペースの準備でした。CVS社のオーナー兼社長のショーン・クラーク氏は、「部屋に壁を付けて、湿度管理を導入して、大掃除を行いました」と振り返ります。クラーク氏は「精密な道具には、正常に機能するためのクリーンな環境が必要」ということを理解していました。新しいプリンターが導入されると、納期は大幅に短縮されました。以前の機械では数日かかっていた仕事が、今ではたった1日で仕上がります。「非常に効率が上がっただけでなく、ダウンタイムが皆無である」こともクラーク氏は気に入っています。「Nyala LEDは本当に頼りになります。」
新たな可能性、利益のアップ
応用力という点では、Nyala LEDによって新たな可能性が開かれました。それは、光沢印刷に最も力を入れること。クラーク氏は次のように説明します。「当社は現在、部分ニスのプロモーションに力を入れています。」NyalaLEDによって、印刷表面の一部または全体的に光沢効果を施して、人々が驚くようなビジュアルや立体感が作れます。「当社のお客様方にもとても好評です」とクラーク氏がほほえんで言うと、Nyala LEDのオペレーターであるアジム・ベクテシ氏が付け加えます。「部分ニスを初めて使った仕事は、とても満足いくものでした。特別なものになったのは、仕上がった製品に対して、特に部分ニスについてお客様がどれだけ喜んでいたかをフィードバックで頂いたからです。」
アジム・ベクテシ氏「: これまでに使ってきた他のプリンターと比較しても品質は随一です
もう一つ顧客から要望があったのが、swissQprint独自の3D効果であるdroptixです。これはアクリルなどの透明な基材に小さなレンズが直接印刷される形で機能します。このレンズを例えば商品写真の周りに、といったように部分的に配置できることが特徴です。CVS社では、ブース・デザインにおいてdroptixに大きな可能性があると見ています。クラーク氏が特に強調するように「このような奥行き効果のある印刷は本当に目を引く」ものです。特殊効果を別にしても、Nyala LEDはシンプルに最上級の印刷品質を提供します。このフラットベッドプリンターは、標準CMYKに加えて自由に選べる5つのカラーチャンネルを提供します。そこでCVS社は、高階調と自然な肌色を出すためのライト系インクをいくつか選びました。クラーク氏によると「印刷品質において大きな改善が見られました」とのこと。「そしてもちろん、当社のお客様もとても評価しています。」さらにベクテシ氏が付け加えました。「これまでに使ってきた他のプリンターと比較しても品質は随一ですが、私が本当に気に入っているのはそのスピードです。印刷が終わるまでその場に立って待っている必要がありません。」同社ではボードマテリアルであれば何でもNyala LEDで印刷します。ディスプレイにブランディング戦略を取り込むために印刷される1回きりの特別注文で数量も小さいことが多いです。
CVS社の中核となっているビジネスは展示会ブース装飾、オープンハウス、体験型イベントです。
広がる可能性
CVS社の中核となっているビジネスは今でもブース製作です。ブースや壁、展示会のための特注機材、オープンハウス、体験型イベントを顧客に合わせてブランディングします。クラーク氏がエア・カナダのプロジェクトについて語ってくれました。CVS社は、カナダ中にあるホッケー・リンクに設置される特注ディスプレイを製作しました。エンジンを作り、設置先のリンクによって背景イメージを変えたのです。
はじめの頃は、CVS社は印刷を完全に外部委託していました。この領域への投資が行われるのはずっと後のことです。現在、グラフィックがビジネスの中で占める割合は小さなものです。しかし、それも変わろうとしています。「当社のビジネスには、短納期で量の多い仕事が含まれています。そのため、高出力と高品質が組み合わされたものが必要です」とクラーク氏は言います。Nyala LEDは品質の面では既にかなえていた一方、CVS社が必要とするときにうまく活かせる生産能力も十分に持っていました。
現在同社は、使われなくなった工程および機器を除外するために工場を再編しています。その後は、印刷部門を単独のビジネスユニットとして据える計画です。この方向性での第一歩として、CVS社はさまざまな物への印刷についてプリンターの研究・開発を続けています。塩ビやアクリル、アルミ、木などが現在の主要なマテリアルですが、Nyala LEDならより多くのものを扱えることも理解しています。クラーク氏は「本当に万能なプリンター」だと言いますが、これは取扱い可能なマテリアルの多様さについてだけではありません。CVS社の可能性をより広げるために、レイヤー印刷や他の特殊印刷技術を試してみたいという思いも持っています。じきに同社は、店舗内の装飾やPOSディスプレイなど市場区分向けにより多くのことやユニークなプリント&カットのディスプレイ・ソリューションを提供しだすでしょう。このすべてが結びついて、従業員の高いモチベーションが維持され、ブランドや商品のプロモーションに特化したCVS社の顧客基盤の信用も強化されるのです。
Starshot Ventures: 経験価値マーケティン
グにおけるディスプレイ
Mabe/GE appliances: 店舗装飾
Canadian Tire Corp: コンベンションと店舗装飾
Dairy Farmers of Canada: サインおよび装飾